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PCB基板(プリント配線基板)の技術は業務以外では
専門的体系的に学ぶ学校や機会がないというのが現状。
最新技術や技術動向よりも、初歩的なところ肝心なところを
おさえてほしいというお客様の声からはじめる技報コラムです。
新入社員千秋ちゃんによる、新入社員向けプリント基板講座 1 (全6回) 2014年03月25日
プリント基板とはなんぞや?
という、基板をまったく知らない人向けのコラムです。
Q)プリント基板って?
A)電子部品を表面に固定し、その部品間を配線で接続することで電子回路を構成する板状またはフィルム状の部品(wikipediaより引用)。っていわれても、何のことかさっぱり分かりません。
パソコンやiPhoneの中に入ってる緑色の板です。
こういわれると「ああ、見たことある」という方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。身近な電気製品には大抵、この緑色の板、プリント基板が入っています。壊れた機械の中身をちょっとのぞいてみるとちらりと見えるかもしれません。同時にプリント配線板という言葉も聞きますが、まったく同じものです。
Q)じゃあ、プリント基板って何をするの?どんな役割があるの?
A)電子機器の制御をしてくれます。
要するに機械をコントロールするもので、人間の体で言えば、内臓に近いんじゃないでしょうか。用途により種類もさまざまで、ぺらぺらのプラスチックのような基板(フレキシブル基板)や、真っ白な基板(最近良く聞くLED照明用の基板)なんかもあります。
Q)基板の上に載ってるつぶつぶや四角いものはなに?
A)電子部品です。
たくさん種類があり、それぞれ働きが異なります。例として、電気の流れを邪魔するものや、電気を通すと光るもの、基板と外部を繋ぐもの等があります。上記のように人間の体でたとえると、細胞みたいなものかもしれません。なのでこれが無ければ、プリント基板はただの板です。
代表例として、LED、IC(って聞いたこと無いですかね?)等があります。部品について詳しくは次回以降のコラムで。
今回のコラムはここまで。
業界の方から見れば「今更そんなこと」と思うような内容ですが、
基板をまったく知らない人の参考になればと思っています。
それではまた次回。